012478 ランダム
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レイフォル「ただいまもどりやした。」
玉座までやってくるレイフォル。レスティル偵察から戻ったところだった。
クーヤ「で、レスティルはどうだった?」
レイフォル「正直反軍の旗色はかなりわるいですぜ。はじめは勢いで押してたようですが、徐々に巻き返されて今じゃ敗走状態です。森のおくに立てこもってますが、時間の問題ですぜ」
クーヤ「そうか・・・ご苦労だった。下がって疲れを癒してくれ」
レイフォル「ウィッス」
といい下がるレイフォル
クーヤ「聞いてのとおりだ」
カヤ「・・・・」
クーヤ「わかっていると思うが私にできることはここまでだ。支援は続けるが・・・」
カヤ「ええわかってますわ」



その夜・・・カヤは窓辺に座り満月を見続けていた・・・・そして・・・

カランッ鎖の音がする・・・
クーヤ「ん」
音に目覚めるクーヤ
カヤ「あら、お目覚めですの?」
クーヤ「あ・・・なんだ!ぬっ!体がうごかな・・・なんで簀巻きにされている!」
カヤ「さぁ、どうしてかしら・・・・っと」
クーヤを背負うカヤ
クーヤ「まてっどこへつれだすつもりだ」
カヤ「どこって見も心を結ばれましたのに、一緒に蜜月もすごしていませんもの、しばらく二人で甘い旅に出るのですわ。」
クーヤ「ふざけっ・・・そうか・・・レスティルへ!?」
と同時に口をふさがれる。
カヤ「夜は静かにするものですわ。」
クーヤ「モガ―!!」
そしてつれていかれるクーヤ。
クーヤ(連れて行くにしても兵士がいるはず。いくらカヤでも私を背負っていれば)
兵士「グゥー・・・・」
カヤ「アイラのお薬さすがですわね」
クーヤ(カヤに頼むからそんなもの渡すな)
カヤ「!?」
ファイリス「やはり、行くのですか?」
カヤ「ファイリス・・・・」
クーヤ(いいところに!得意の魔法でたすけてくれ)
カヤ「気づいてましたのね」
ファイリス「はい、カヤのことですから。」
カヤ「どうするつもり?」
ファイリス「私はこの国の国師ですわかってもらえますか?」
カヤ「ふぅ、しかたありませんわ。わかりましたわ」
そういってあきらめたように両手を上げる。
クーヤ(でかしたぞ。やれやれたすかった。)
ファイリス「では支度をしてまいります。」
クーヤ「モガ?」
ファイリス「お待たせしました」
といい荷物を持ってやってくる。
アイラ「あの、いったい・・・・?えーと・・・クーヤさんなにして?」
カヤ「ふふっ、気にすることありませんわ」
アイラ「でも・・あの」
ファイリス「どうせですから、皆さんもご一緒にと思って。旅は多いほうが楽しいものですから。」
ライラ「にゃむぅ・・・・ライラもいくぅ~」
眠そうにやってくるライラ。
ツバメ「検閲ながらお供させていただきます。」
クーヤ(何故だ・・・)
カヤ「二人きりの蜜月も楽しいけれど、みちずれもおおいほうがたのしくなりますわね」
カヤ「ね、あるじ様」
と微笑むカヤ
突然クーヤは眠気に教われ・・・
・・・・
・・・・
・・・・・

馬車に揺られる一同・・・
クーヤ「・・・・・」
カヤ「まだふてくされてますの?」
クーヤ「あきれてるだけだ。私を巻き込むのはまだいい。しかし個の個たちを巻き込むのは別だ。反軍のかせいをするつもりなんだろうが・・・」
ファイリス「クーヤ様お連れしたのは私です。攻めるならどうか私を」
クーヤ「むぅ・・・・」


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